2018年度 就活振り返り④

小説家 池井戸潤さんの「陸王」がTBS系列で放送されています。
「半沢直樹」「下町ロケット」と続き、高視聴率が期待されています。
私はテレビ化される前から池井戸さんの書籍を買って、読んでいますから、
その魅力は言わずもがなですが、なぜ、ヒットが連発するのでしょうか。

それは、会社という組織、会社を取り巻く業界など、社会の縮図がそこに
描かれているからだと思います。

ですから、金融業界、重電業界などを志望する就活生には、「業界研究に
なる
から是非、見る(読む)ように」として、お勧めしています。

そこで、本日の振り返りテーマは【甘くなった業界研究】です。

就活スケジュールでは、3月1日応募解禁から6月1日選考開始までのわずか
3ヶ月しかないせいか、応募したい会社をさっさと見つけて、その会社研究
は精を出すものの、業界研究に力を入れる学生は少なくなっています。

誤解を与えてはいけませんので、はっきり申し上げますが、私は「会社研究
を行う前に必ず業界研究をしなさい」と言っているのではありません。
どうしても入社したい特定の会社、憧れの会社があれば別ですが、知らない
会社が山ほどある中で、某会社だけ調べて終わりでは、大丈夫かと心配になる
からです。

業界研究は、応募する企業の選択肢を増えすことが目的だけではありません。
「世の中にはどんな業界があり、どういう仕事をしている人たちがいるか?」
と思いを巡らすのは、視野が広くなる、俯瞰してとらえられるという効果を
もたらしてくれます。

それだけではありません。商品や製品の流れが見えてきたり、仕入先や委託先、
協力先など、社外との関係も明らかになってきます。また、業界全体を見渡す
ことで、会社の置かれた位置付けがはっきりします。さらには、業界の直面す
る問題や今後の課題が浮き彫りになり、将来の成長性が理解できるようになり
ます。

では、どのようにして、業界研究をすれば良いか。
新聞の経済面を毎日読めば、それで十分です。なぜなら、次第に業界について、
理解が深まっていくからです。
私がおススメするのは、もっと気軽に手軽にできるやり方。
一つは、「業界マップ」を眺めること。もう一つは、テレビ番組を見ること。
前述した池井戸潤シリーズの他に「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」が
あります。(テレビ東京なので、静岡人は視聴できないかも知れません・・・)
そして、「がっちりマンデー」。日曜の朝、いつもより(?)早起きするだけの
価値はあります。

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