目指せ!絶対内定「あなたの弱みは?」

面接は、必ずしもあなたの良い面ばかりを聞くわけではありません。失敗談、挫折談
などのネガティブな質問も出されます。
今回は、「あなたの弱み(短所)は何ですか?」。

この質問には、2つの意図があります。1つは、単純に面接官が短所や欠点を知りたい
から。もう1つは、面接官が既に気付いている学生の短所や欠点を本人も自覚している
かどうか確かめたいから。

この質問をされた際に留意することは、正直に答え過ぎて、仕事をするうえで、致命的
にならないことです。

以前、某銀行の面接で、「書類の整理がとても苦手で、他人から預かったものをすぐに
失くしてしまって、迷惑を掛けたことが良くあります。」と答えた学生がいました。
結果は不採用。理由を述べるまでもありません。

では、「短所はありません。」と答えた方が良いのか!?
それも論外です。なぜなら、短所がない人などいませんし、短所を自覚していないことは、
自分の短所と真摯に向き合い、きちんと克服していこうとする前向きな姿勢がないと思わ
れてしまうからです。
そういう人に限って、仕事で失敗しても、「たまたま、うまくいかなかったから」と現実逃避
したり、「私のせいじゃないし」と他責扱いしたりして終わってしまいます。

ですから、短所や弱みを自覚したうえで、今は直せていないけど、直そうと努力している
ことを訴える必要があるのです。

つまり、『短所は伝えても減点評価にならないことが肝心』
そのためのアドバイスとして、3つ示します。
① 短所は性格や人格よりも能力や知識面を伝えた方が無難である。
② 短所と一緒に克服しようとしている具体的な行動を伝える。
③ ハイレベルな目標を目指していることを言えば、短所のマイナス度は軽減される。

いかがでしたか? これで短所や弱みを突かれても大丈夫ですね。
wysiwyg_87f67e4cc5ac96a1853d

目指せ!絶対内定「頑張ったこと」

「自己PR」と同様に必ず面接で質問されるのは、「最も頑張ったこと」。
しかし、あれほど具体的に頑張ったことを話せたというのに、不合格になった理由が
分からないと嘆く学生さんが多いのも事実です。どうしてでしょうか?

それは、頑張ったことの”説明”で終わってしまっているからです。
「頑張ったこと」を効果的に伝えるには、行動事実に加えて、「なぜ、頑張れたのか」と
いう、そのことに取り組んだ背景や思いを述べなければなりません。

背景や思いとは、言い換えれば、その行動を取った価値観や信念。
面接官がここまで聞きたがるのは、会社に入ってから、困難に直面した際、あるいは、
逆境に陥った時など、自分が大切にしている価値観や信念を持ち合わせていれば、
きっと乗り越えたり、決断したりすることができると考えるからです。

したがって、「私が頑張ったことは~です。」と結論を話した後に、「なぜ、頑張れたかと
言いますと・・・」と続けて、「友人の支えがあったからです。」とか「メンバーに○○の影響
を与えられれば、目標が達成できると確信したからです。」など、頑張れた理由を述べる
ようにしてください。

そして、質問の結びは「結果」。
つまり、頑張った経験によって、何を得たか、学んだかを述べることです。今後の抱負
でもOKです。「結果」で締めくくれば、面接官は経験が糧になっていると理解して、この
学生の可能性に大いに期待できるようになります。

img_ganbatta-640x372