2018年度 就活振り返り⑥

2018年度 就活振り返り。本日のテーマは【情報を制する者が就活を制す】

「情報は収集して終わりでなく、活かしてこそ価値が出る」と言われます。
就活生の中には、飛び交う情報に埋もれて右往左往する者、情報を鵜呑みに
して何が本当か困惑する者もいれば、役に立つと思う情報を自ら獲得する者、
耳よりの情報をちゃっかり入手する者などがいます。

この差はどこから来るのでしょうか。

まず情報感度が低い者。これは論外。
採用担当者から「説明会に参加した学生のみ、選考を受けられます」と言わ
れているのに、「説明会に行けなかった」と嘆く学生がいます。
次に過度に情報を仕入れる者。
ネットサーフィンの如く検索しまくり、根も葉もない噂話に翻弄された余り、
「この会社ブラックかも・・・」と説明会にすら参加しない学生がいます。

ここまでが『情報弱者』。

一方、『情報強者』とは、信頼性のある情報源から、自分に必要と思われる
情報
を抜き出し、しかも、それを効果的に使える者のこと。
例えば、
「大学就職課に出向き、応募したい企業に就職した先輩社員の名簿をもらった」
「OB・OG社員と会って、会社の裏表の事情を聞けた」
「新製品開発の記事を読んで、それをもとに面接で志望動機を話した」
など。

そういえば、こんな『情報強者』がいました。
某大手証券会社に内定をした学生。
株主でもないのに、その会社が主催する「投資家セミナー」に参加しました。
当然、「何で来たの?」と担当者が尋ねます。「株のカラクリを知りたくて」
と答えたら、セミナー終了後に支店に通され、店舗を見学させてもらえました。
聞いた話をせっせとノートに書き留めていたら、「今度、特定の学生しか招待
しない企業説明会を行うので、あなたも参加してみたら」と勧められたとか。

この就活生はここで終わりません。
「その時までにもっと株について勉強してきますので、何か良い書籍があれば
教えてください」とお願いしました。
こうして、この就活生は完全に相手の記憶にインプットされました。

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