2016年3月に卒業した約55万9千人の大学生の進路が文部科学省の学校基本調査で
明らかになりました。
就職したのは約41万8千人と74.7%。リーマン・ショック前の2008年(69.9%)を上回った
昨年度からさらに2.1ポイント改善しました。これで6年連続の上昇です。
その内訳を見ると、
正規雇用は約39万9千人
(前年比+2.4ポイント)
正規雇用以外のフルタイムの契約社員
や派遣社員は約1万9千人
(前年比△0.3ポイント)
一方、就職者に含まれないパートやアルバイトなど「一時的な仕事」に就いた人は全体の1.8%にあたる約1万人で、前年比0.3ポイント低下しました。
また、進学も就職もしていない人は、全体の8.7%の約4万8千人で、こちらも1.6ポイント低下。
大学院などへの進学者は12.1%の約6万7千人でした。
企業が新規採用に前向きで、雇用環境が改善したことが就職者数の増加につながり、
特に正規社員として採用された大学生の人数が増えたことが就職率を高める原因に
なったと考えられます。