ドラマ「HOPE」に見る就活事情の変化

先週から、TBS系列で日曜日9時から新ドラマ『「HOPE」~期待ゼロの新入社員~』
がスタートしました。
Hey! Say! JUNPのメンバー中島裕翔さんが主演で、大手総合商社のインターン採用
試験に臨むインターン生の中から、誰が正社員として採用されるか競い合っています。

このドラムを見て、どうして、一般的な選考を経ずに採用が決まるか不思議に感じる人
も少なくないと思います。
そうです。ドラマで取り上げられるほど、「インターン選考」は普及しています。大袈裟に
言えば、「新卒一括採用」は崩壊しつつあるのです。

そもそも「インターン選考」とは、文字通り、”インターンシップそのものが採用試験”
あること。通年採用が基本のアメリカでは定番の選考スタイルです。某調査によると、
昨年、インターンシップを選考としている企業は2割を超えたとか。

企業にしてみれば、就活スケジュールなどお構いなしに、優秀な学生と早期に接触して、
内定を出したいので、インターン選考はうってつけ。「HOPE」のように仕事をさせれば、
働き振りを観察できるため、入社後のミスマッチを解消できるメリットもあります。

この時期、サマーインターンシップの応募が例年以上に活況。インターンシップに参加
するための試験もあるほどですから、驚きです。

下記、実際、指導している大学3年生の様子を一部、紹介します。

・ネスレ日本・・・毎日メールで、8つのレポート課題を出されました。無事通過した女子
学生さんは会社に呼ばれて、面接をしてきました。その合否でインターンシップの参加
が決まります。
・ファーストリテイリング・・・質問に対して、スマホ、PC、タブレットを利用して、3分間で
回答、録画せよとの課題を通過した男子学生さんは、インターンシップに参加すること
が決まりました。
・東京ガス・・・3つのコースの中から1つを希望して、その理由を400字でまとめて提出
した男子学生さん。第一希望が叶わず別コースになってしまいましたが、それでも参加
できることになりました。

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