地域別女性の活躍度

↓の表を見てください。これは、総務省が調査、発表した「女性の活躍度」を示したものです。Cb9CG-EUYAEQK_0

 

 

 

 

 

 

 

 

縦軸は「女性管理職比率」、横軸は「共働き率」を表しています。
つまり、どれだけの女性が就業し、どれほどの女性が管理職になっているかの両方を取り上げて、「女性の活躍度」と推し量っています。

都道府県単位でプロットされていますから、地域別の特徴が読み取れます。

例えば、福井県、富山県、石川県など北陸3県は、いずれも「共働き率」は高いものの、「管理職
比率」は全国平均以下です。
これは、北陸の女性は2世代、3世代と同居が多く、その分、世帯収入が多いため、バリバリ働いて
収入を稼ごうとすることはない地域であることを物語っています。

一方、高知県、青森県は、「女性管理職比率」が高い地域です。働き者の女性を指す「はちきん」
という言葉に見られるように、女性が夜遅くまで働こう、出世しようという意識が強いようです。

翻って静岡県はどうか。
「共働き率」は50%程度と全国平均(45.4%)を少しばかり上回っているものの、「管理職比率」は、
8%程度と全国平均(13.4%)を大きく下回っています。

因みに静岡県庁に勤務する「女性管理職比率」は9.0%(それでも全国7位)。これが民間になると
もっと深刻で、静岡県内企業で、女性管理職がいない企業は54.8%と半数を超え、女性社長に
なるとわずか6%で全国43位という有り様。

すべての女性が管理職を目指すことはないと思いますが、静岡県内の多くの企業は、まだまだ女性
にとって、管理職への道が閉ざされていると言えます。
どの会社でも男女問わず、やる気と実力があれば管理職に就ける昇進昇格の機会やキャリア研修
がきちんと整備・確立されていることが大切です。
つまり、「仕事と家庭の両立ができる」会社こそ、人を活かす会社。

女子就活生の皆さん。その辺りを就活の中でしっかり見極めてください。

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