新卒一括採用は日本だけ!?

日本では当たり前の『新卒一括採用』ですが、世界的に見て、どうなんでしょうか。
実は『新卒一括採用制度』を導入しているのは、隣りの韓国くらいで、それ以外のアメリカ、
イギリス、フランス、ドイツなどの先進国はそうではありません。

例えばイギリス。企業説明会や面接時期などの取り決めは存在しません。企業は通年で
採用活動をしていますから、学生は自分の都合で入社時期を選択できます。その代わり、
自分から求人情報を探し出す必要があります。

ドイツでは、卒業後に就活を行うのが一般的です。また、正社員でなく、1、2年間の期限
付きの契約社員として採用されるケースがほとんどです。そのため、就活スケジュールが
どうのこうのという議論も起きませんし、”正社員神話”(働くには絶対に正社員しかダメ!!)も
聞きません。

アメリカが日本と大きく違うのは、”学歴”と”職務経歴”が重要視される点です。したがって、
学部生より大学院生の方が就職が有利となります。そして、職務経歴を積むために、学生
の間にインターンシップを経験して、レジュメ(自己PRシート)を作成しなければなりません。

日本の学生の失業率を低くしているのは、『新卒一括採用』のおかげだと良く言われます。
確かに2013年時点の若年者(15~24歳)の失業率は日本6.9%、韓国9.3%なのに対して、
アメリカ15.5%、イギリス21.1%、フランス23.9%と軒並み高止まりしており、データ上もそう
物語っています。

それでも、全国の就活生が一様にスタートラインに臨み、「よーいドン!!」と一斉に走ら
される~
“周りから強要されて行う”、”主体性の乏しい”~『新卒一括採用』はどうかと
思います。
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既に日本でも一部の大企業、有名企業がそうなりつつありますが、韓国が「サムスンの入社試験で10万人の学生が受験した」と報じたように過熱しなければ良いのですが。。。

 

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