ロールプレイングだってやってます

唐突ながら、ロールプレイングとは、研修技法の一つ。ある書籍には、次のように訳され
ています。
「現実に近い模擬場面を設定して、参加者に特定の役割を演じさせることで、習得した技能
の完成度を計ったり、そこで起きる問題や課題に対する解決方法を考えさせたりする技法を
言う」

私は結構、このロールプレイングを用いて指導しています。
今日もハローワークで入手した求人票を持ってきたAさんが実際、企業に電話を掛ける場面を設定して、そのやり取りをロールプレイングで指導しました。
lecture02[1]
Aさん 「○○大学○○学部4年の○○と申します。御社に興味があって、電話しました。この求人に応募したいのですが・・・・」と話が続いたので、企業の役割を演じる私は、
私 「あの~私は事務員で、採用のことは分からないんですけど・・・。」と言い放ちました。さぁ どうしますか!?

※この場面でのアドバイス!!
採用業務に関係ない社員が電話に出る場合もあるので、最初に、電話した用件を手短に説明することから切り出すこと。そして、採用担当者に繋げてもらうこと。

Aさんは、次のように言い換えました。
Aさん 「○○大学○○学部4年の○○と申します。新卒採用の件でお電話しました。採用ご担当者の方、お願いします。」

次のロールプレイングの場面です。
私 「採用担当者は現在、外出して不在です。」
Aさん 「また掛け直します。」と言って、電話を切ってしまいました。えっ それで良いの!?

※この場面でのアドバイス!!
二度手間三度手間にならないように、何時頃帰社する予定か聞いておくこと。「先方がこちらから掛けましょうか?」と言われたら、自分の携帯電話の番号を伝えること。

Aさんは、次のように訂正しました。
Aさん 「何時頃お帰りの予定でしょうか。私から電話を掛け直してよろしいでしょうか。」

このようないろいろなシーンを想定して、ロールプレイングしています。
この指導は、電話の掛け方に限ったものではありません。会社見学のお願い、OB・OG社員
の訪問依頼、内定辞退の仕方など、学生さんが現実に直面する場面に応じたやり取りをして
います。そして、このロールプレイングによって、実践力を身につけているのです。

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