感動とドラマのある就活 その5.

感動とドラマのある就活シリーズ その5. 今回が最終話です。
(改めて言いますが、その1.~5.はすべて今年、指導した学生さんの内容です)

【好奇心旺盛な業界・会社研究によって、証券会社から内定をもらったEさん】

就活に意欲的な学生さんの特徴の一つとして、「旺盛な好奇心」が挙げられます。
・世の中には、どんな会社があるの?
・○○会社のライバルってどこなの?
・同じ業界なのに、なぜ、あの会社は儲かっていて、あの会社は潰れたの?
という具合に、「知りたいっ!!」思いがあれば、自分で関連情報を探し当てたり、自分から
企業や社員を訪問したりできるものです。そうしていくと、いろいろな発見や出会いがあり、
いつしか、「就活は楽しい!!」と思うようになるものです。

今年、指導した女子学生のEさんは当初、証券業界には、まったく関心がありませんでした。
「何で株価は上がったり? 下がったりするの?」「株は誰から買えばよいの?」など、初歩的な
ことすら分かっていませんでした。

しかし、ひょんなことから証券セミナーに参加して、プレゼンの巧みさ、説明内容の面白さに
魅了され、俄然、Eさんの好奇心に”火”がついたのです。

「株価は会社に対する期待度の表れなんだ!!」と気付いたり、「子どもでも株って買えるんだ!!」と驚いたりして、「どうすれば儲かるの!?」と、さらに好奇心が増殖されていきました。

このことがきっかけで、「じゃあ 証券業界をもっと研究しよう」「いろいろ証券会社があるけど、何が違うか比較してみよう」と、業界・会社研究が深まっていったのです。

さて、私の役目は、Eさんに「○○○初心者株式入門」の書籍を紹介したり、「今朝の日経新聞○面の記事にNISAについて、書かれていますよ」と案内したりして、できる限りEさんの”好奇心”をくすぐる情報を提供することでした。

また、「○○ってどういうことですか?」と理解の程度を確認するため、ノートにまとめたことを私にできる限りわかりやすく説明してもらい、一層、理解を深めるために、質問を浴びせました。

挙句の果てには、Eさんは、M&AやIPOについて、関心を示すようになったので、「この書籍が面白いから読んでみては」と、池井戸潤さん著作の『ロスジェネの逆襲』(証券会社に出向した
“半沢直樹”のその後の活躍ぶりが書かれた本)を手渡したほどです。

こんな”好奇心旺盛”の就活をやっていたので、Eさんが大手証券会社から軒並み内定をshutterstock_270998369__-[1]頂戴できたのも頷けます。

入社先の証券会社を決めたEさんは、私のところに来てこう話してくれました。
「就活 楽しかったです!!」

私はこの言葉を聞いて、思わず頬が緩みました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です