とあるテレビ番組で、パンツ一丁で「全裸に見えるポーズ」で人気急上昇中のお笑いタレント・とにかく明るい安村さんが高校野球球児だったことを打ち明けました。
しかも、甲子園3回戦まで行ったことがあるというから驚きです。しかし、話はここからが本番。安村さんはベンチ入りしたものの、選手ではなく、”伝令”だったとのこと。
“伝令”とは監督に代わって、選手に指示命令を伝えに行く人を言います。
(高校野球では、監督はマウンドに行くことが許されていないからです)
とにかく明るい安村さんは、3回ほど伝令に行ったとか。
しかし、そのメッセージは
「なんかピンチらしいなぁ」
「今日の夜メシ何かなぁ」
という類いのもの。
なぜ、こんな内容しか言えなかったというと、その理由は、とにかく明るい安村くんに対して、
監督は「とにかく行って来い!!」と送り出しただけだからでした。
そうです。安村くんを見れば、浮足立った選手の気持ちを落ち着かせたり、緊張感の漂う間を一呼吸置かせられると考えたからです。
多少こじ付けですが、私はこれは会社組織の中でも通じると思います。
そういえば、釣りバカ日誌のハマちゃんも総務部総務課山口六平太も、とにかく明るい安村
と同じキャラ。
会社は、すべての社員にバリバリ、ガツガツしてほしいとは思っていません。周りを和ませる
ことができる社員、ピンチの時も平静でいられる社員もいてほしいと考えています。
ですから、私は採用面接では、皆が目立ったり、リーダーシップを取ったりする必要はないと
アドバイスしているのです。
私が面接官なら、とにかく明るい安村くんは「是非、採用したい」人物です。