松本日記:「体感年収」を考えてみては。。。

先日、慶應義塾大学2年生、立教大学3年生の学生さんとお会いしました。
今年入庁したばかりの公務員の方と私と同じ年齢の銀行員の方と会ってもらって、仕事内容は勿論、給料、休日、福利厚生などの処遇の違いについて、リアルに比較してもらいました。

やり取りの最後で私が発した言葉が「体感年収」。

例えば、年収1,000万円稼ぐAさんと年収700万円をもらうBさんとはどちらが良いですか?

Aさんは、毎日遅くまで残業で、平日はとても家族と夕食など共にできません。
休日出勤も日常茶飯事。しかも、ノルマはきつい。

一方、Bさんは、残業はあるものの、家族と夕飯を一緒に取れる時間に帰ることができます。
また休日もきちんと休めます。
目標数値は与えられていますが、ノルマで追い込まれることはありません。

Aさんが銀行員、Bさんが公務員と決めつけているわけではありません。

長く働くには、「年収が高い」だけではムリがあるということです。

私も50歳。友人の中には、年収2,000万円を稼ぐ外資系ディーラーがいます。
しかし、毎日パソコンの電源を入れる度に「You are fired!!(おまえクビだ!!)」
とメールが届いていないかとビクビクしているそうです。

また年収600万円の友人は、物価の安い地方に住み、image140816-thumb-140x140
通勤時間も僅か20分のところにあるIT企業に勤務しています。